地引網について
地引網の相手はお魚です。どんなに上手に網を かけても、お魚が居なければ入りません。一方で、ひと網で真鯛やクロダイ、イカにアジなどが山ほど入ることもあります。観天望気、自然と向き合い、仲間で力を合わせて漁業体験をしてみませんか?


地引網のお申込みについて
お申込み方法
本ホームページのお問い合わせフォームからご連絡ください。
まずは日程調整をさせて頂ければと思います。
正式にお申込みされる場合には ①団体名 ②代表者氏名 ③連絡先住所と電話番号
④凡その参加人数 ⑤地引網をご希望の日時
をお問い合わせフォームから送信してください。
【基本的な日時と所要時間について】
※平日はお申込みを受付できないことがあります。
※魚が入りやすい時間帯は朝一番です。
日中は魚が沖深くに行くことで、地引網に魚の入りが悪いことがあります。
※網を引き出してから、通常は1時間から1時間半で終了致します。
※自然相手なので魚があまり入らない時もありますし、持ち帰れないほど入る時もあります。
参加人数
地引網は片側200m、魚袋を合わせると全体で500mの網を海から引き上げる作業になります。
なので、ある程度の人数が必要となります。個人差はありますが、最低20名以上の団体様から受付させて頂いております。尚、上限人数は交代で引くこともできますので、かなりの人数でご体験できます。
持ち物
魚は海から出る、または暖かい環境では鮮度が落ちてしまいます。クーラーボックスをご用意ください。(氷はこちらでご用意させて頂いております)
良い魚は毒のある物や鋭利な棘を持つ魚も居ますので魚に触れる場合は軍手をご用意ください。また、地引網は海から引き上げる為、海水で濡れています。タオル、濡れても大丈夫な靴、着替えがあると安心です。
・飲料(熱中症対策として)
・クーラーボックス
・軍手
・タオル、着替え、濡れても良い靴
・運(幸運)
※テーブルやイス、タープなどのご用意はありませんので
ご利用される場合は各自、ご用意ください。
料金体系
団体様受付として地引網一回(ひと網)99,000円(税込み)をお願いしております。
(令和6年は7万円でしたが、令和7年より物価高騰等により料金を改定させて頂いております。)
※支払いは当日で構いません。領収書が必要な方は事前にお申し出ください。
※キャンセルは遅くとも3日前までにご連絡ください(準備の関係上)。
※天候による中止のご連絡は前日の昼までには担当者様へご連絡させて頂きます。
☛悪天候とは 特に強風は漁をするのに危険性を伴いますので中止にさせて頂く場合がございます。
ちなみに、2024年実績ですと40回実施予定で、4日間強風と台風直撃で中止になりました。
地引網実施に伴い
よくあるお問い合わせについて
地引網の日時について
魚が獲れる時期
最も良い時期は4月から6月の産卵時期です。
もしくは、水温が下がってきた秋から冬の前までとなります。
しかし、真夏でも大量に取れることもありますので、ご参考程度に。
天候について
多少の雨でも地引網は実施できますが、強風は船が転覆する恐れがありますので、
その際は中止とさせて頂いております。
なので、台風シーズンは中止となる可能性が他の時期よりも上がります。
時間帯について
魚は水温が高くなるとより冷たい、水深の深いところに行きます。
なので、日中の日が高い時間帯では魚が獲れ難くなるので、早朝がおすすめです。
地引網の流れについて
お申込みから実施まで
・お問い合わせフォームからお申込み下さい。
地引網実施料のお支払いは当日の現金、事後のお振り込み、どちらでも構いません。
・当日、現地(三保真崎灯台跡)に直接集合してください。
悪天候による中止の連絡について
基本は2日前まで(漁協の天気予報が出るのが2日前の為)に、悪天候が予想される場合には、
保存会から代表者にご連絡させて頂きます。
雨の場合には、双方で実施するのか、延期するのか打ち合わせを致します。
当日の流れについて
・地引網の説明を5分程度
・船で地引網をかける作業が15分程度
・その間に取れる魚種の説明を10分程度
・地引網の網(250m)を引く作業に20分程度
・魚とのふれあい、写真撮影に20分程度
・魚の分配のくじ引きに20分程度
全体で1時から1時間30分で終了となります。
魚の分配について
団体様からのご要望に応じて、くじ引きをご用意しております。
基本各ご家族で1枚のくじを引いて頂き、保存会スタッフが番号を付けたお魚を
お持ち帰り頂くようにすることできます。
その他順位しているモノ
・魚を冷やす用の氷
・手洗い用の水
クーラーボックスや魚を入れる袋は各自でご用意ください。
地引網のお申込みについて
三保地引網保存会のホームパージのトップに今後の地曳網のスケジュールを掲載しております。ご希望日を重ならないところで選んで頂き、お問い合わせフォームから、団体名、代表者名、連絡先、ご住所、ご希望の日時、凡その参加人数をご入力いただき、送信してください。
学びについて
東海大学との連携
令和7年4月から地引網と海洋の変化を共同研究で開始しています。
東海大学藤岡研究室では海水の塩分濃度、酸素濃度、水温、水中プランクトンなど様々成分を調査し、その際に取れた魚種の記録を定点観測しています。水温が高い状態だとどんな魚になるのか、温暖化の影響でどのように変化しているのか、など研究をおこなっていますので、学生から説明して頂くことも可能です。
伝統的漁法の説明
こちらは代表者である宮沢からいつも説明させて頂いております。
地引網の歴史、漁法の説明など地引網の模型を使用して伝えしています。
採れる魚の説明
こちらはスタッフから説明させて頂いております。